三月最後の土曜日、朝は七時半ほどに起き、読書したりしてじつにのんびりと過ごしている。
前日の金曜日、バイトがはやくおわったので、近所のイオンに出かけ、週末用の買出しをした。
イオンでの買い物するおもしろさは、やはり品揃えの多さと店内空間のひろやかさだとおもえる。 カートをごろごろと押しつつ多様な品々を物色しなににしようかなとかんがえるのは女性でなくともたのしい。
「きぶんのいい週末が待っているのだ、ここはドラスティックに高価な牛肉に手を出して」
ともおもったが、けっきょくグラム¥95の、しかもめざとく見つけた割引シール(!)の貼られた豚テキをカートに入れ、そのほかにんじんなど買ったりし、さきほどそれらでシチューをつくった。
朝めし用に、パンも買った。
フランス語なのか、買ったお店の名前がよくわからない。
ひとまず美味しそうだったコーンの乗ったやつとパンケーキを購い、今朝かるくトースターであたためて食ったのだが、物理的側面から云えばやはり焼きたての、買いたてのものをすぐさま食うのがのぞましく美味しいのだろう。
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今朝は春の陽が出窓からさしこみ、ちいさなわたしの部屋にもその春の訪れを知らせてくれるような観に満ちていた。 まったく、じつにうららかで、その是非ない絶対的な巨大な空間に埋没している自分を幸福におもえたりもする。