金曜はオトヤさんでライブ
バンマスであるリンさんにお酒をめちゃおごってもらった(^ヮ^)
トランペットもうたも個人的にさんざんでしたが
あっというまにきげんがよくなるわし
黒糖喜界島など飲みまくりあげくのはてマスター所蔵のらっぱコルトワを
のう、わしに給られや、いやさコルトワ呉りゃれ呉りゃれと
アフターにいいまくる
渋面をつくるマスター
そのヨコではライさんの講義がはじまっている
酩酊ライ翁の今宵の餌食はたまたま居合わせたイトウくんである
イトウくんはいいやつで社交的、声のトーンもいい
あまり気づかなかったけど可憐な、かわいい印象をもちました
そのイトウくんの肉が食いちぎられつつのを横目に帰る
無慈悲というひともおられるかもしれない
だが、でないと酒気を含んだこのライオンのとめどない講釈渇望の矛先は
その獲物を骨にしたあと他に向けられるといった
そんな情景をわたしはいやというほど見てきている
このあとはきっと、わたしだ
交通事故を起こしたくないならどうすればいいか
左右を確認し速度を出さない、信号を守り青ならすすめ赤なら止まれ
これらだけでは、一般的、法規的な種類の、これらのみ対策では多分に柔軟性がない
いわゆる臨機さがない だから事故はたえない
今宵もささがすぎだしてるので拙に要諦を書こう
予測である
リスクを回避するには全方位、多面的な予測をリハできる脳的機能を持たねばならない
これは鍛えたほうがいいし、また、これは反復で鍛えれる
そうなるとは思わなかったとは、往古から愚者のみに許される発言のようだ
オトヤを出た
頭上には星がもうしわけ程度にまたたいている
大楠がある萱島明神から寝屋川沿いに東にくだっていくと
やがて終日往来絶えないおおきな街道が横たわっている
その街道沿いの陋巷で長らく棲んでいる
ひとびとは元気でかまびすしく市政は愚にも付かない
だが物価は安くなんだかんだと言いながらけっこう欣然と居続けている
だがわたしはもうすこし、静かに暮らしたいのです
いまごろイトウくんは骨になっているであろう
いいやつだった
帰宅後、さけを飲んだ
なにげなく窓を開けると
ふとライ翁の大音声がこの陋居のそばで聞こえた気がして
そっと窓を閉め 明かりを一穂の灯のみにした