なぜにこうもお刺身が、好物なのだろう。
あの海で、波頭が天まで届きそうなほど荒れるときもあれば、また、喰うか喰われるかという弱肉強食の世界のなかで、ときには弾丸のような速さで、本当に泳いでたのだろうかと疑問におもうほど、市場のお刺身コーナーにならぶ刺身はスタティックに、別世界のライトにその身を照り映えさせている。
今回の記事も一書生の空疎なものになりそうだが、個人的に刺身で買う魚はだいたい決まっていて、鮭、鰤、鰹.. たまにびんちょうまぐろ、といった具合であります。 刺身というのはわたしにとっては奢侈品であり、週一回購入する程度。 その晩はもちろんお酒もさらに美味しくすすむわけで、一週間という、くぎりの、ひとつの不可欠なアイテム、といってもいい。
刺身とはなんなのか。 既述したサーモン、ぶり、まぐろなどはいわゆる刺身という概念からいえば、それらは外延の範囲に入ることになる。 ほかにいわしとか、鰺とかですね。 では内包はとなると、生食できる、という性質をもっていることとなるであろう。
内包とは概念の適用される外延に属する諸事物が共通に有する徴表の総体であるわけで、その徴表という性質があるおかげで、他のものと区別できる。 生食できるという性質を力点とすれば、加熱用のものと区別できるし、魚は水中に棲む生物であるという徴表的性質によって、陸上の動物と区別される。
ついでながら概念とは内包と、一定範囲である外延にも適用できるから、概念、というのはひろく一般性を持っているということになるわけなのです。
しかし概念という言語はほかにもいろいろな意味として存在してて、上記したのはそのほんのひとつにすぎません。
・・・・・ありゃ? わしゃなに書いとんじゃ(・人・)?
とにかく生食できるという内包的性質を排斥し、お刺身が偏在するコーナーを含めた、鮮魚売り場という概念で、今宵の酒肴を探してみたのです。
結果今夜の.. 一週間お疲れ宴の酒肴はっ 奇を衒ってみたぜっ!
うなぎじゃなくてさんまの
蒲焼き だーっ(^ワ^)!
ほんとはうなぎがよかったのですが、手に取るとうなぎ一尾千円くらいするっ! そのまま自動ドアをくぐりぬけて近くの川に逃がしてやろうかと思いましたっ(^ワ^)!
このさんまは「鰻屋さんが焼いた」というのがウリらしくラベルに書いてあった。しかも一尾百円。
みなさん一週間おつかれさまでしたー。
わしゃ蒲焼で、一杯っ♪(^ワ^)♪